吉野川フィールド情報 雨量と水位
四国・吉野川でのラフティングについて
(おすすめは5月下旬~6月)
![]() 増水時の曲戸の瀬 ![]() 平常時の曲戸の瀬 ![]() 渇水時の曲戸の瀬 |
吉野川のラフティングは、毎日開催されているツアーとしては、国内一の激流コースとして知られ、その水量の豊富さも群を抜いています。 水が少ない時よりも、多い時の方が一般的に流れは激しさを増しますが、普通の川では、雨が降れば水かさが増し、晴天が続けば、少しずつ水位は下がって行きます。 吉野川でも集中豪雨でツアーを中止するほど水が多すぎることもあれば、激流とはいえないほど水が少ない時もあります。ところが、吉野川上流には西日本最大の早明浦ダムがあり、川の水量はコントロールされています。晩秋から早春は、ダムからの放水は少なくなりますが、春から秋にかけては、下流の水田に導水するために多めに放水します。この時の水量はまさに「楽しい激流」です。 その多めの放水期間は、5月下旬から9月中旬。この期間中ならば、長期間、まとまった雨がなくとも、まず確実に激流ラフティングを楽しむことができます。(ただし、例外的に少ない日が1日か2日でる年があります。) 参考までに過去10年間の統計をみますと、危険な大増水によりツアーが中止になるのは平均で8月が3日間、7月と9月が各月2日間、6月が1日。増水によりこぼけコース中止、おおぼけコースのみとなる平均日数は6月が7日間、7月~9月が各月5日間、5月が3日間、10月が2日間です。 すなわち5月下旬から6月末は、水が多い割に中止が少ないということです。夏休み前のこの時期は、比較的参加者も少なく混み合わず、また休日料金の設定もありません。穴場のシーズンです。 6月は、水が多いだけではなく、吉野川支流の谷では、ホタルをみることもできます。ぜひ一度、この時期に遊びにおいでください。 なお、ODSS四国・リバーベース吉野川より下流(池田ダム下流)は傾斜は緩くなりますので、多少の増減が難易度の上昇にはつながりにくくなっています。最渇水の場合はやや浅くなりますが、コースを選べばダッキー・カヤック共に降下可能です。ただし人工物(橋脚やコンクリートブロック)には常に注意が必要です。 |
雨量・水位・気象情報リンク集




雨量・水位情報の指針
吉野川は高知県、愛媛県(支流)、徳島県にまたがり、全長194km(日本12位)、流域面積は約3,750km2(日本17位)ですが、基本高水流量上流(洪水流量)は日本一(下流の岩津水位観測所=阿波市で24,000m3)。国土交通省が計算したこの流量(=150年に1度の大洪水の予想水量)に関しての研究は様々あるようですが、いずれにせよ上流が日本でも有数の多雨地帯(2,500~3,000mm)であることに由来します。
降雨のほとんどは梅雨期と台風期(つまり夏)に集中します。一方吉野川は、降水量が少なく大きな川をもたない香川県の給水元となっており、そのため夏でも西日本最大の早明浦ダムが放流するおかげで、日本では珍しく、夏に水量が多い川になっています。一方、上流の多雨地域の特徴は最大降水量で、ときに毎時100mmを超えたり、総雨量が1,000mmを超える大雨が降るため、本流・支流ともに急激な増水が起こりやすい川でもあり、常に警戒が必要な川でもあります。
ODSSのラフティングツアーではWeb閲覧対応の防水携帯電話を持参し、急激な水位の変化に注意しつつオペレーションをしていますが、弊社ツアーに参加される以外のカヌー・カヤック・釣りなどを楽しまれる方のために、以下に水位予測のやり方の指針を書いておきます。参考として頂ければ幸いです。
降雨のほとんどは梅雨期と台風期(つまり夏)に集中します。一方吉野川は、降水量が少なく大きな川をもたない香川県の給水元となっており、そのため夏でも西日本最大の早明浦ダムが放流するおかげで、日本では珍しく、夏に水量が多い川になっています。一方、上流の多雨地域の特徴は最大降水量で、ときに毎時100mmを超えたり、総雨量が1,000mmを超える大雨が降るため、本流・支流ともに急激な増水が起こりやすい川でもあり、常に警戒が必要な川でもあります。
ODSSのラフティングツアーではWeb閲覧対応の防水携帯電話を持参し、急激な水位の変化に注意しつつオペレーションをしていますが、弊社ツアーに参加される以外のカヌー・カヤック・釣りなどを楽しまれる方のために、以下に水位予測のやり方の指針を書いておきます。参考として頂ければ幸いです。
※雨量・水位に関してのこのページの内容は誤りを含む可能性があります。また各機関の情報も機器の故障するなど、誤りを含む可能性があります。これらの情報に基づく行動による事故や不利益に関しては、ODSSを含め一切の個人・団体の情報提供者は責任を負いません。このページの情報はあくまで参考としての一資料としてお考え頂き、最終的には当事者の判断により行動して下さい。
